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+A、月額料金制ロボでアパレル倉庫の自動化支援

2019年11月21日 (木)

アパレル物流施設の自動化に向けたロボットサービスを提供するプラスオートメーション(+A、東京都港区)は、中国のZhejiang Libiao Robots社(Libiao社) が製造するソーティングロボットシステム「t-Sort」(tソート)の取り扱いを開始し、アパレルを手掛けるジュン(東京都港区)に提供する、と発表した。

「t-Sort」 は、小型の無人搬送車を用いて倉庫内の物品を搬送し、少人数・短期間・大量の仕分け作業を実現する「全設備可動式の次世代型ソーターシステム」で、従来のものと比べて高い柔軟性と省スペース性能を持つ。システム処理能力の増減が可能で、原状回復にかかるコストがなく、最短2か月で導入可能だという。

同製品の導入を決めたジュンでは、アパレル商品の店舗配送を自動化することで、倉庫内業務の効率化を実現。9月に実施した実証実験では、既存のマテハン設備と比較して30%以上の高い効率化を見込めることが分かった。プラスオートメーションは月額利用料金制を採用しているため、導入時の初期費用はなく、今後の維持管理までを同社が一括して提供する。

両社は今後、アパレル商品物流が避けては通れない季節波動に対応するため、基本となる長期のサービス契約に加え、短期でロボットの増減に対応する契約を締結するという。

また、プラスオートメーションは近日中にラピュタロボティクス社(東京都中央区)の協働型ピッキングソリューション「PA-AMR」の提供を開始することを明らかにしている。

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