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NSU海運3Q減収減益、内外とも輸送量伸び悩む

2020年1月31日 (金)

ロジスティクスNSユナイテッド海運が1月31日に発表した2020年3月期第3四半期連結決算は、売上高1099億円(前年同期比5%減)、営業利益58億円(19.4%減)、四半期最終利益57億円(17.3%減)と減収減益で着地した。

大型船を中心として行ったスクラバー搭載工事の影響で、運航船の稼働率が低下。適合燃料油の手配・使用開始といった「SOx排出規制」への対応もあって外航海運事業の業績が伸び悩んだ。

内航海運事業は、製造業や建設業向け需要の落ち込みの影響で石灰石、副原料、鋼材などの鉄鋼関連貨物、セメント関連貨物の輸送量が減少。LPG輸送は石油化学品輸送が好調な国内需要を受け、民生用が冬期需要期を迎えたものの、一部輸送契約の終了や工業用の内需低迷の影響で全体的な輸送量は前年実績を下回った。

通期は売上高1510億円(前期並み)、営業利益81億円(9.1%減)、最終利益78億円(16.5%減)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/3Q20/3/中間20/3/1Q19/3/通期
売上高109,978 [-5%]71,943 [-5.4%]36,244 [-3.2%]151,068 [8.7%]
営業利益5,825 [-19.4%]2,904 [-39%]1,520 [-20%]8,911 [21.1%]
最終利益5,791 [-17.3%]3,731 [-15.1%]1,171 [-2.7%]9,343 [41.3%]
売上高営業利益率5.3%4.0%4.2%5.9%