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三井倉庫・3Q、消費増税前後に想定以上の波動発生

2020年2月4日 (火)

財務・人事三井倉庫ホールディングスが4日に発表した2020年3月期第3四半期決算(19年4-12月)によると、主力の物流事業で食品原料と家電関連の取り扱いが高い水準で推移し、不動産事業でも賃料収入が増加したことで、売上高1849憶7400万円(前年同期比0.4%増)、営業利益103憶8300万円(1.1%増)の増収増益だった。

物流事業は、貨物取扱量の増加があった一方で、消費増税前後に家電量販店向け物流で想定以上の波動が生じ、在庫保管・運送コストが増加したことから、部門売上は1781億7800万円(前年同期並み)と微増だったが、部門利益は83億6000万円(1.5%減)と減益だった。不動産事業は、主要テナントの契約更改に伴う賃料収入の増加から、部門売上73億4400万円(6.5%増)、部門利益43億6600万円(13.1%増)となった。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/3Q20/3/中間20/3/1Q19/3/通期
売上高184,974 [0.4%]123,690 [2.5%]60,974 [2.5%]241,852 [3.7%]
営業利益10,383 [1.1%]7,063 [14.2%]3,363 [17.4%]11,986 [71.3%]
最終利益5,407 [26.6%]3,500 [12.5%]1,830 [17.8%]5,190 [17.8%]
売上高営業利益率5.6%5.7%5.5%5.0%