財務・人事エスラインが10日に発表した2020年3月期第3四半期決算(19年4月-12月)によると、売上高は374億6100万円(前年同期比0.1%減)と前年並みだったものの、営業利益は45.7%減の8億5900万円と、増収増益だった前年同期に比べて大きく利益を減らした。
輸送サービス部門は、営業日数の減少や暖冬・消費増税などによる購買意欲の減少を受けて減収。物流サービス部門は、医薬部外品の保管業務や10月に稼働開始した飲料保管自動倉庫などが寄与し、増収を確保した。ホームサービス(個人宅配・引越し)部門では、消費増税前の駆け込み需要の反動により家電配送・設置業務が減少したものの、法人引越しが増加。物流事業全体としては前年並みの部門売上368億2800万円(0.1%減)を維持した。
一方で、部門利益は11億200万円(40.1%)と大幅に減少。ドライバー不足や休日配送に対応するための傭車や外部委託費が増加した。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)20/3/3Q | 20/3/中間 | 20/3/1Q | 19/3/通期 | |
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売上高 | 37,461 [-0.1%] | 24,860 [1.7%] | 12,235 [0.8%] | 49,136 [4.9%] |
営業利益 | 859 [-45.7%] | 561 [-37%] | 187 [-59.9%] | 1,687 [15.9%] |
最終利益 | 510 [-38.3%] | 311 [-45.4%] | 145 [-54.7%] | 969 [-1.7%] |
売上高営業利益率 | 2.3% | 2.3% | 1.5% | 3.4% |
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