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エスライン、売上前年並みも外部委託増で減益

2020年5月11日 (月)

財務・人事エスラインが8日に発表した2020年3月期連結決算は、売上高489億9900万円(前期比0.3%減)、営業利益9億7400万円(42.3%減)で、過去最高の売上高と営業利益を記録した前期に比べ、大きく利益を落とした。

輸送サービス部門は、天候不順、消費マインドの冷え込み、新型コロナウイルスによる経済活動の停滞などによって、主力の特別積み合せ貨物運送の輸送量が前年を大きく下回ったため減収。

物流サービス部門は、商品保管と配送を組み合わせた一貫物流サービスの拡大や、エスライン郡上が昨年5月に開始した医薬部外品の保管業務、エスラインギフの飲料保管業務などが貢献し、増収だった。

個人宅配・引越し部門は、洗濯機・冷蔵庫などの配送・設置業務が大幅に増加し、法人関係の引越しも順調に獲得できたことから増収となったが、物流事業全体では輸送サービス部門の減収分を吸収しきれず、事業売上は0.3%減の481億7800万円だった。

一方、事業利益はドライバー不足や休日の配送業務に対応するための車両費・外部委託費の増加により13億3200万円(前年同期比34.8%減)と大幅なマイナスだった。