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自由な流通確保に向け連携して対応、G20大臣会合

2020年3月31日 (火)

▲梶山弘志経済産業大臣

国際梶山弘志経済産業大臣は3月30日夜、テレビ会議形式で開催されたG20貿易・投資大臣会合に参加し、モノ・サービスの自由な流通を確保するためにG20が連携してこれに対応することを確認した。

出席したG20の大臣らは、新型コロナウイルス感染症の拡大によりサプライチェーンの途絶や消費活動の減退が深刻であるとの共通認識を示し、医薬品、医療機器、農産品などの健康必須品目やサービスについては貿易を促進するための必要な措置を即時実行することで合意。その上で、次の3項目について共同声明を採択した。

(1)新型コロナウイルスに対処するための緊急的な措置は、例えそれが必要とみなされる場合においても、的を絞った、均衡がとれた、透明性のあるかつ一時的なものでなければならず、国際貿易機関に整合的であるべき

(2)物流ネットワークが円滑かつ継続的に稼働するよう約束し、航空・海上・陸上輸送による物流ネットワークが開かれたものであるよう方策を検証する

(3)国際機関に対して、新型コロナウイルス感染症が貿易投資やグローバルサプライチェーンに及ぼす影響について詳細な分析を提供するよう要請すると同時に、G20貿易・投資作業部会に対して、影響を緩和するための措置とグローバルサプライチェーンの維持と迅速な経済回復のための長期的な措置を特定するよう指示する