荷主ミドリムシなどを原料としたバイオ燃料の実用化を目指すユーグレナといすゞ自動車は31日、石油由来の軽油を100%代替可能な次世代バイオディーゼル燃料が完成した、と発表した。
両社は2014年に次世代バイオディーゼル燃料の共同研究契約を締結し、18年に試作燃料の性能試験を実施。同燃料が石油由来品と同等の性能であることを確認できたため、20年4月から実運用を開始し、近日中にユーグレナの「グリーンオイルプロジェクト宣言」に賛同する企業向けに本格的に燃料供給を開始する。
具体的には、同燃料を使用したシャトルバスをいすゞの藤沢工場で運行するほか、横浜市は市内を走る配送トラックや大型トラック、路線バス、建設重機などに宇佐美グループのローリー車を用いて燃料を提供する取り組みを昨年7月に発表している。