クックパッド、集合住宅に生鮮宅配BOX無償提供

ロジスティクスクックパッドは21日、新型コロナウイルスの感染防止策として、生鮮食品ECサイト「クックパッドマート」の専用宅配ボックスを対象地域の総戸数100戸以上のマンションに無償提供することを発表した。

同社の宅配ボックス「マートステーション」は、家庭用冷蔵庫と同じサイズの冷蔵庫型宅配ボックスで、マンションの総戸数に応じて共用部に2台から設置できる。設置に伴う工事や施工は不要で、電源タップがある屋内であればどこでも設置可能だという。

ECサイト「クックパッドマート」は、受け取り希望日の朝8時までに注文すると、送料無料で「マートステーション」に注文商品を届けてくれるサービスで、利用者は夕方以降に新鮮な食材を受け取ることができる。

同社はこの取り組みを始める背景について、「家で食事をする機会が増えたことで、スーパーマーケットなどの食料品店が混雑し、一部商品の在庫不足が生じたり、入場規制を行う店舗が出たりしている。ネットスーパーや宅配サービスに関しても『買いだめ』注文が殺到し、スムーズに利用できない状況が続いている」と説明。共用部までの配達により、食料品店の混雑と宅配サービスへの負荷を軽減する取り組みといえる。