国交省、タクシー貨物運送で｢大量輸送は想定外｣

話題国土交通省は22日、トランクが明確に分かれていないワンボックスタイプのタクシーの貨物運送について、大量の食料品を輸送することは想定外で、その場合にはトラック運送の方が適しているという判断のもと、運輸局からの許可が下りない可能性を示した。

担当者は取材に対し「衛生面などを考慮して、後部座席の背部にある荷物用スペースに専用の箱などを設置し、その中に飲料や食料などを入れてもらうことを想定している。後部座席を折り畳んで大量の貨物を積載することは想定外で、その場合にはトラック運送の方が適しているという判断になるのではないか」と回答した。

また、個人事業主や小規模タクシー事業者が簡単に荷主を見つける手段として、「ウーバー」のような登録制の配達サービスを介して貨物運送することが考えられるが、その取り扱いについては、「基本的に荷主と事業者の直接契約を想定している」と回答。配達アプリなどを利用した貨物運送は認めない考えだという。

タクシーの貨物運送OK、｢トランク｣の定義が焦点に