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GMS・デンソー、PCR検査キット流通を無償支援

2020年5月19日 (火)

国際グローバルモビリティサービス(GMS、東京都港区)とデンソーは18日、インドネシアで小型冷凍車を活用し、新型コロナウイルスを検出するPCR検査キットやその原材料を、医療機関、検査機関、製薬会社などへ配送する活動を無償支援する、と発表した。

この取り組みは、インドネシア技術評価応用庁が主導するプロジェクト「Indonesia Pasti Bisa」(インドネシアならきっとできる)に両社が参画するもので、プロジェクトはこれまで海外からの輸入に頼っていたPCR検査キットを国産で10万個量産することを目指す。すでに国営製薬会社のビオ・ファルマが国産検査キットの量産を開始しており、GMSとデンソーはこれらの流通を無償支援する。

PCR検査キットやその原材料の配送には、マイナス20度以下という厳格な低温輸送環境の維持や衛生基準の順守に加え、リアルタイムに車両位置を把握することが求められるが、両社は2019年にインドネシアで開始した小口保冷輸送サービスの実証事業で使用した小型冷凍車を提供することで、これらの要件をクリア。5月5日から流通活動の無償支援を行っている。

今後はジャカルタ市内と周辺地域の医療機関・検査機関に対し、PCR検査キットの流通活動を支援していく。