財務・人事南総通運が25日に発表した2020年3月期の連結決算は、貨物自動車輸送と附帯事業が堅調に推移したものの、不動産事業の不調が響き、全体としては売上高144億2700万円(前期比5.4%増)、営業利益14億2900万円(3.9%減)の増収・減益で着地した。
貨物自動車運送は、輸送業務の取扱いが増えて8.3%の増収。この増収効果や輸送効率化、経費節減の取り組みにより、部門利益は39.8%増の4億1500万円となった。
倉庫事業は一部で稼働率が向上したことにより11.5%の増収となったものの、部門利益は0.9%減の10億300万円に留まった。附帯事業は一部製造関連が回復したことで0.8%の増収。部門利益は65.9%増の8600万円だった。
今期は売上高136億2500万円(5.6%減)、営業利益12億4500万円(12.9%減)を見込む。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)20/3/通期 [前年同期比] | 20/3/3Q [前年同期比] | 20/3/中間 [前年同期比] | 20/3/1Q [前年同期比] | |
---|---|---|---|---|
売上高 | 14,427 [5.4%] | 11,001 [6.2%] | 7,360 [5.2%] | 3,666 [6.5%] |
営業利益 | 1,429 [-3.9%] | 1,280 [12.7%] | 905 [16.5%] | 470 [25.3%] |
最終利益 | 903 [-3.4%] | 834 [12.6%] | 580 [14.4%] | 301 [26.5%] |
売上高営業利益率 | 9.9% | 11.6% | 12.3% | 12.8% |