サービス・商品ブロックチェーン技術で業務のデジタル化を支援するLayerX(レイヤーエックス)は5月28日、ジャフコ、ANRI、YJキャピタルを引受先とする30億円の資金調達を実施したと発表した。
調達した資金は、実証実験の段階にある技術を商用化するための事業会社設立や、事業・プロダクト開発、人材採用などに充当する。
同社がブロックチェーン技術を用いたデジタル化で注力している分野は金融・物流・製造業など。ことし4月に三井物産と設立した三井物産デジタル・アセットマネジメント(東京都中央区)は、セキュリティ・トークンを用いたファンドの実証実験を開始し、物流施設「六甲アイランドDC」の信託受益権の一部を取得してファンド運用を開始した。
また、ニトリHD傘下のホームロジスティクスはレイヤーXをパートナーに選定し、物流網をブロックチェーン基盤に更新することを明らかしている。