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商船三井、常磐共同火力向け石炭専航船竣工

2020年6月23日 (火)

荷主商船三井はこのほど、常磐共同火力(東京都千代田区)向けの石炭専航船「瑞洋」が佐世保重工業の佐世保事業所で竣工したと発表した。

同船は、これまで2代にわたり常磐共同火力向け石炭輸送に従事した「翔洋」の後継船として建造されたもので、船名には先代船の「洋」を引き継ぎ、これに「最先端クリーンコール技術を活用した福島復興電源プラント向け石炭輸送に貢献できる慶びやめでたさ」を表現したという「瑞」を付けた。

硫黄酸化物(SOx)排出規制に対応する浄化装置や、船底汚損を防ぐ低摩擦型の船底防汚塗料、プロペラへの水流を整える固定フィン、プロペラのハブ渦により失われるエネルギーを回収する省エネ型プロペラキャップ、船体抵抗を低減するバルブレス型船首――などを採用し、地球・海洋環境に配慮した石炭輸送を実現する。

「瑞洋」の概要
全長:225メートル
型幅:32.2メートル
型深:20メートル
載貨重量:7万7993トン