ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ゼブラ、作業者間の接近知らせる新ソフトウェア

2020年7月15日 (水)

サービス・商品ゼブラ・ テクノロジーズ・ジャパンは15日、倉庫内で使用されるモバイル端末を用いて作業者間の接近にアラートを発し、接触履歴を追跡できるソフトウェア「Zebra MotionWorks Proximity」(ゼブラモーションワークスプロキシミティ)を提供開始した、と発表した。

このソフトウェアは、業務中の作業員同士が近接するとアラート音で通知するほか、5分以内に3回以上のアラートが発信されると「近接イベント」として記録し、ダッシュボード画面で履歴を表示。個人のIDを追跡できる仕組みとなっているため、管理者はプライバシーを確保しながら感染リスクのある作業員を迅速かつ正確に特定することができる。

また、既存のアンドロイド端末で利用できるため、システムの導入に新たなインフラ設備は不要。低消費電力の通信モード「BLE」またはWiFi通信でクラウド上にデータが収容される。

▲接近履歴の確認画面(出所:ゼブラ・テクノロジーズ・ジャパン)

同社の製品責任者・ビルバーンズ氏は、「当社最大規模の物流施設において接近追跡、アラート発信、コンタクト追跡ソリューションの定義、開発、展開を行った。このソリューションは、既に現場の作業員が使用している端末で利用可能で、追加コストを最小限に抑えつつ対象を拡大することができる。当社がこれまでに培った専門知識と経験を生かし、セキュリティとプライバシーを組み込んだソリューションの提供が実現した」とコメントし、同製品の優位性を強調した。