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船井総研ロジ、化学・危険物特化の物流診断開始

2020年7月17日 (金)

イベント船井総研ロジ(東京都千代田区)は17日、化学品業界特有の物流課題の解決を目指す「化学品・危険物物流診断」サービスの提供を開始したと発表した。

一般品と危険品別、荷姿別、チャーター便と路線便ごとに現状を分析し、現行の物流体制と契約内容を把握した上でコンプライアンスチェックを実施、船井総研ロジが保有する化学品・危険物物流の「相場単価」と顧客の契約単価を比較するなどの手法で診断する。

化学品・危険物の荷姿は、一般的なほかの貨物と比べて特殊な形状である場合が多く、輸送時の積載効率にも影響するが、輸送・保管・荷役時には常温一般品と異なる特殊技能や経験が必要で、労働力不足が課題となっている環境で安定した物流体制を構築することが困難になりつつある。

そこで同社は「ロジスティクス専門コンサルティングファーム」としての立ち位置と、化学品製造業、化学品を取り扱う荷主企業の物流改善を長年にわたって支援してきた経験をもとに、業種特化型の物流診断サービスで化学品製造業の物流担当部門の課題解決を目指す新サービスを構築。

「特殊品で特殊技能が必要な輸送業務でありながら継続が困難になっている」「委託先物流企業任せで危険物倉庫の指定数量がオーバーしている」「危険物充てん補充時の未立会いなどのコンプライアンス違反がある」「商習慣の一環となっているドライバーによる棚格納などの付帯作業がある」といった課題を抱える企業の利用を想定しているという。