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松山港と新居浜市の物流ターミナルでアカカミアリ

2020年7月17日 (金)

行政・団体松山港外港地区の国際物流ターミナルと、同港から新居浜市の物流ターミナルに陸送されたコンテナ内部から特定外来生物「アカカミアリ」の働きアリ1000個体が発見された。

▲アカカミアリ(出所:愛媛県生物多様性センター)

国際物流ターミナルでは、環境省が採取したアリを16日に分析した結果、アカカミアリだと同定。確認された個体はすでに殺虫処理されており、発見地点周辺にはベイト剤(殺虫餌)を設置し、駆除の継続、モニタリングの強化を行っている。

また、7月14日に松山港から新居浜市内の物流ターミナルに陸送されたコンテナ内部からは、15日にアカカミアリの有翅の雌雄、働きアリ、蛹、幼虫など5000個体程度が発見された。松山港で保管されていた際、別のアカカミアリが発見されたコンテナの上に積まれていたコンテナだったことが判明している。

このコンテナは6月20日にベトナム・ホーチミン港、6月25日に中国寧波港、6月29日に韓国釜山港にそれぞれ入港し、7月1日に釜山港で日本向け船舶にコンテナを積み替えて出港、2日に三島・川之江港、3日に今治港に寄港した後、3日に松山港へ入港、陸揚げされ、14日に松山港からコンテナを搬出、新居浜市の物流ターミナルへ陸送されていた。