ロジスティクス日通総合研究所は28日、加工食品分野の外装サイズの標準化に向けた課題を整理し、メーカー、物流会社、卸、小売、業界団体などが連携してガイドラインの策定を目指す協議会の初会合を7月30日に開催すると発表した。同社と日本包装技術協会が事務局を務める。
加工食品の外装サイズはメーカーごとに多種多様なパターンが存在しているため、パレット積載率が低下したり、輸送・保管効率を低下させたりする要因となっていることから、外装サイズの標準化に向けて、課題・問題点、解決策を整理し、外装サイズ標準化を定めるガイドラインについて検討する。
30日の会合では、(1)物流を取り巻く現状と外装サイズ標準化に関する基準など既存ルールの確認(2)「加工食品分野における外装サイズ標準化協議会」の開催要領案(3)ガイドライン策定に向けた今後のスケジュール――などを協議する。
協議会にはF-LINE、キユーソー流通システム、キユーピー、セブン&アイ・ホールディングス、シジシージャパン、日本加工食品卸協会、流通経済大学が参画。オブザーバーとして国土交通省から物流政策課と貨物課、農林水産省から食品流通課と食品製造課、経済産業省から物流企画室が参加する。