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イリス、食品包装向けの新型センサー発売

2020年8月26日 (水)

▲「DRT25C」(出所:イリス)

サービス・商品産業機器輸入商社のイリス(東京都品川区)は26日、独ロイツェエレクトロニック社の食品包装機械・加工機械向け新型センサー「DRT25C」の販売を開始すると発表した。

このセンサーにはLEDの3つの光点があり、これらが相互に閾(しきい)値の偏差を補い合うことで、安定したセンシングで誤検知、光沢フィルムのシワが原因となるチャタリングを防ぐ。

ベルトに対してティーチングを行うため、搬送物が変わっても影響を受けず、何種類もの搬送物が同じライン上を流れる場合も、再ティーチ作業が不要。搭載ボタンは1個のみで、特別なトレーニングが不要のため、人的コストの削減も見込める。

食品包装には、食品をベルトコンベア上に載せて地点間を搬送する工程があり、搬送物が指定位置を通過したことを検出するために包装機械にはセンサーが取り付けられるが、「横向きにセンサーを設置すると、一定の高さ以下の搬送物が検出できない」「搬送物の高さに凹凸があると、1個の搬送物で複数回センシングしてしまう」「ベルトに付着する食品由来の汚れを誤検知してしまう」といった課題があった。

イリスでは「安定のセンシングと非常に高い操作性に加え、産業分野向けIoTやスマートファクトリーに対応したDRT25Cは、今後の食品包装機・加工機の常識を覆すポテンシャルを秘めている」とアピールしている。