ロジスティクスドローンの研究開発を手がけるA.L.I. Technologies(エーエルアイテクノロジーズ、東京都港区)は27日、商船三井が代表を務めるコンソーシアムのメンバーとして、無人運航船の普及を目指す「MEGURI(メグリ)2040」プロジェクトに参画すると発表した。
A.L.I.テクノロジーズは、係留用ロープを手繰り寄せるための投綱(ヒービングライン)をドローンで渡すといった、係船支援技術を開発する予定で、これまでに培ってきたドローンの開発技術や運行管理のノウハウを提供する。
「MEGURI2040」は、2021年度までに既存航路で無人航行を実現、25年までに無人運航船を実用化、40年までに内航船の50%を無人運航船に切り替えることを目指すもの。
三菱造船、丸紅、日本郵船傘下の日本海洋科学、商船三井、ITブックホールディングス(東京都千代田区)――の5社が代表を務めるコンソーシアムに対し、プロジェクトのとりまとめを行う日本財団が総額34億円を助成する。