ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

自動運転バスが接触事故、産総研の実証実験中

2020年9月8日 (火)

調査・データ産業技術総合研究所(産総研)が滋賀県大津市で実施していた中型自動運転バスによる実証実験で、右に180度展開中だったバスの左全部に張り出したセンサーカバーが歩道の作の支柱に接触していたことがわかった。

自動運転の実証実験中に接触したバスが接触か所・出所:産総研)

実験は7月12日に開始され、9月27日まで続けられる予定だったが、産総研は8月30日の接触事案の発生後、自動運転実験の運行を停止し、関係者や有識者による原因究明調査を行っている。

産総研の発表によると、自動運転バスはごく低速で自動運転による転回が終わる前にドライバーが「歩道柵との間隔が狭い」と感じたことからハンドル操作とブレーキ操作の「手動介入操作」を行った結果、接触したことが判明。自動運転だけで接触したわけではないという。

当時、乗客4人は乗車していたが、乗員ともケガなどはなかった。

実験は産総研が経済産業省、国土交通省から幹事機関として受託したもので、中型自動運転バスは先進モビリティが産総研からの再委託を受け、中型路線バスを改造して自動運転化(レベル2)した。