ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

関東地整、海コン待機削減へ横浜港で8回目の検証

2020年10月13日 (火)

ロジスティクス関東地方整備局は13日、今年度内の本格運用を目指す、新しい港湾情報システム「コンテナ・ファスト・パス」(略称:CONPAS、コンパス)の試験運用を、横浜港本牧ふ頭と南本牧ふ頭で14日から23日まで実施すると発表した。

(出所:国交省)

コンテナターミナルのセキュリティ確保、手続き簡素化、ゲート前の混雑緩和を目的とする同システムは、海貨事業者や倉庫事業者が、貨物情報や搬出入車両の入場時間を事前に登録しておくことで、ドライバーがIC身分証(PSカード)をタッチするだけでターミナルゲートを通行できるもの。これまで手入力していた貨物情報を事前登録とし、ドライバーによる誤入力防止やゲート処理時間の短縮を見込む。

14日から実施するのは、南本牧コンテナターミナルでは8回目、本牧BC2コンテナターミナルでは2回目の試験運用。南本牧では、新たな取り組みとして第一待機場の一部を「コンパス」予約車の待機スペースとし、予約車優先ゲートを設置、本牧BC2では、本牧ふ頭A突堤に予約車の予約確認・待機スペースを設ける。今回の試験運用には、南本牧で最大160社、本牧BC2で20社程度が参加する予定。

関東地方整備局によると、これまでの試験運用で大きな問題は発生しておらず、今回の試験運用でも課題が見つからなければ、次回は試験運用から本格運用に続くものとするか、そのまま本格運用を開始する段取りを考えているという。

▲「コンテナ・ファスト・パス」(コンパス)の概要(出所:国交省)