ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

横浜港・本牧D1でコンパスを試験運用へ、国交省

2022年7月8日 (金)

(イメージ)

行政・団体国土交通省関東地方整備局は8日、横浜港の本牧ふ頭D1コンテナターミナルで、ITシステムのCONPAS(コンパス)を活用したコンテナ輸送の効率化試験運用を行うと発表した。試験運用期間は7月13日から27日までの平日。トレーラーの特定時間帯への集中を避け、分散させるための運用方法を確立する。

コンパスは、コンテナターミナルのゲート前混雑の解消やコンテナトレーラーのターミナル滞在時間の短縮を図るITシステムで、 コンテナ物流の効率化や生産性向上につなげるのが導入の目的だ。ゲート前混雑が深刻化する中、IT活用でゲート手続きやヤード内の荷役作業の効率化する。

同省は2017年度から同港南本牧、本牧の両地区でコンパスの試験運用を行っており、今回もその一環だ。これまで8回の試験運用で、一定の有効性が確認され、21年4月1日から南本牧ふ頭コンテナターミナルで本格運用を開始している。

今回もコンテナ輸送に関するリアルタイムの情報を共有し、ゲート処理や輸送への効果を確認する。横浜港での運用結果を踏まえ、今後、他の港へも拡大する予定だ。