財務・人事鴻池運輸が12日発表した4‐9月期(2021年3月期第2四半期)決算は、航空便の減少や鉄鋼の減産によるダメージが大きく、本業の儲けを示す営業利益が前年同期実績の4分の1に縮小した。
新規顧客の獲得や単価改定による増収はあったが、空港関連分野でチェックインカウンター業務、グランドハンドリング業務が大幅に減少。基盤事業に位置づける鉄鋼関連分野で、減産や高炉バンキング(一時的な休止)があり構内請負業務が伸び悩んだ。
売上高は1458億円(7%減)、営業利益は16億円(75.4%減)、最終利益は28億円(33.2%減)。通期は売上高2870億円(前期比7.7%減)、営業利益16億円(83.5%減)、最終利益31億円(32.5%減)を見込む。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/中間 | 21/3/1Q | 20/3/通期 | 20/3/3Q | |
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売上高 | 145,860 [-7%] | 70,848 [-8.7%] | 310,834 [5.7%] | 236,809 [8.1%] |
営業利益 | 1,586 [-75.4%] | 797 [-76.4%] | 9,686 [-11.8%] | 9,286 [-8.4%] |
最終利益 | 2,812 [-33.2%] | 993 [-56.3%] | 4,593 [-27%] | 6,276 [-7.1%] |
売上高営業利益率 | 1.1% | 1.1% | 3.1% | 3.9% |