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長江コンテナ運賃、5月は横ばい圏

2026年6月17日 (水)

調査・データ中国の長江航務管理局がまとめた2026年5月の長江コンテナ運賃指数は、総合指数が986.8となり、前月比0.1%低下した。前年同月比では3.4%上昇した。内貿運賃は上流域を中心に軟化した一方、外貿運賃は輸出需要を背景に上昇し、全体では小幅な変動にとどまった。

地域別では、上流の運賃指数が976.2で前月比0.6%低下、前年同月比1.7%上昇。中流は945.0で前月比0.1%上昇したが、前年同月比では3.6%低下した。下流は1012.5で前月比0.1%上昇、前年同月比7.9%上昇となり、地域差が目立った。

貿易区分別では、内貿指数が980.9で前月比0.4%低下、前年同月比4.0%上昇した。沿江地域の工業生産は安定しているものの、プラスチック・ゴム、ガラス・陶磁器製品など一部業種で需給の弱さが残った。三峡、葛洲ダムの船閘補修完了により上流域の船舶回転効率が高まったことも、内貿運賃の下押し要因となった。

外貿指数は996.4で前月比0.4%上昇、前年同月比2.6%上昇した。欧州、北米向け需要が底堅く、東南アジア諸国連合、欧州連合、一帯一路沿線国向けの貨物輸出入も増加した。電気自動車や風力発電設備など、グリーン関連製品の輸出増が外貿内支線の運賃を支えた。

主要航路では、上海発重慶向け内貿20フィートコンテナ運賃が1815元で前月比2.8%低下した。一方、重慶発上海向け外貿20フィートコンテナ運賃は1168元で同2.4%上昇。武漢発上海向け内貿40フィートは914元、南京発上海洋山向け外貿20フィートは387元だった。

6月について同局は、食品、穀物・油脂、日用品、建材などの内貿貨源は安定する一方、一部製造業の最終需要が弱く、長江が増水期に入ることで輸送力供給も緩むとみている。外貿では高技術装備や新エネルギー車関連の輸出注文が底堅く、外航運賃上昇の一部が内支線に波及する可能性がある。総合指数はおおむね横ばいで推移する見通しだ。

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