ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ユーグレナと丸井G、バイオ燃料の循環利用で協業

2023年2月27日 (月)

環境・CSR小売大手の丸井グループとミドリムシを活用した商品販売を手掛けるユーグレナ(東京都港区)は27日、ユーグレナ製の次世代バイオ燃料「サステオ」を、丸井グループの物流に使用すると発表した。それにより、CO2排出の持続的な削減と使用済み食用油のリサイクルに取り組む。

発表によると、丸井グループは1月19日にユーグレナに出資して資本業務提携を締結した。今回の協業も提携の一環だ。具体的には、丸井の店舗「マルイ・モディ」の飲食テナントなどで排出される使用済み食用油を、ユーグレナの技術でサステオの原料の一部として活用する。丸井グループ傘下の物流会社ムービング(埼玉県戸田市)が都内の店舗配送で使うトラックにサステオを使用する。これによって、サーキュラーエコノミー(循環型経済)モデルが実現する。

▲使用済み食用油のリサイクルフロー(出所:ユーグレナ)

使用済み食用油は、マルイ・モディ各店の社員レストランや飲食テナントから排出されており、最大で年17万リットルになる見込み。それを原料の一部としたサステオをトラック燃料に使うことで、CO2排出削減量は最大で年20トン、削減率は最大で年3.1%になる見込みという。

サステオは、バイオマス(生物資源)を原料とし、配送用トラックのエンジンの内燃機関をそのまま使用でき、次世代バイオディーゼル燃料とされている。燃料を使用する際の燃焼段階でCO2を排出するが、原料であるバイオマスが成長過程で光合成によりCO2を吸収するため、CO2排出量が相殺されて実質ゼロとなる。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com