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三井E&S、港湾クレーン遠隔監視システムを開発

2021年1月19日 (火)

ロジスティクス三井E&Sマシナリー(東京都中央区)は、港湾クレーンの状態を遠隔監視するシステム「CARMS」(カームス)を三井E&Sシステム技研(千葉市美浜区)と共同開発したと発表した。

クレーンに関するさまざまなデータを収集・分析して港湾の信頼性確保、港湾業務の効率化につなげるシステムで、クレーン上に設置されたスイッチ類のオン・オフ状態、吊荷の荷重、モータの回転速度や電流値などの電気信号といったデータを収集・分析できる。顧客の求めに応じて装置の振動、映像、温度といったデータの収集・分析にも対応する。

国内のコンテナターミナルでは国土交通省が「ヒトを支援するAIターミナル」の実現に取り組み、IoTやAIを用いた高度なクレーンの状態監視が求められているほか、港湾クレーンの故障による貨物の取り扱い停止が物流や港湾の競争力に大きな影響を及ぼすようになり、クレーンの予防保全として異常原因の早期発見と解決の重要性が高まっていた。

▲リアルタイム情報のイメージ(出所:三井E&Sマシナリー)