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乾汽船、3Qは損失拡大も通期は上方修正

2021年2月12日 (金)

財務・人事乾汽船が12日に発表した4‐12月期(2021年3月期第3四半期)決算は、売上高が133億3200万円(前年同期比19%減)、営業損失が18億1300万円(5億600万円の損失)、四半期最終損失が18億300万円(2億3600万円)となった。コロナ禍の継続により、主力の外航海運事業と倉庫・運送事業がともに営業損失を計上。各利益の赤字は第2四半期に比べて拡大した。

外航海運事業はスモールハンディ船市況が引き続きコロナ禍の影響を受けていることなどにより、売上高が70億4400万円(27.5%減)、営業損失が29億3400万円(前年同期比で11億3300万円の悪化)。倉庫・運送事業は既存荷主の取扱物量減などにより、売上高は28億2200万円(12.9%減)、営業損失は1億8700万円(前年同期は営業利益3400万円)となった。

通期の業績予想については、海運先物市況などを勘案して上方修正。売上高は前回発表比5.5%増の186億4800万円(前期比14.4%減)、営業損失は4億6500万円改善の21億円、最終損失は5億8500万円改善の21億4100万円を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/3Q21/3/中間21/3/1Q20/3/通期
売上高13,332 [-19%]8,626 [-19.9%]4,290 [-25.2%]21,787 [-5.3%]
営業利益-1,813 [ - ]-1,541 [ - ]-812 [ - ]-884 [ - ]
最終利益-1,803 [ - ]-1,566 [ - ]-807 [ - ]80 [-87.5%]
売上高営業利益率-13.6%-17.9%-18.9%-4.1%