M&A商船三井は16日、完全子会社のMOLマリン(東京都港区)とMOLエンジニアリング(同)を4月1日付で合併すると発表した。MOLマリンを存続会社とする吸収合併で、新会社の社名は「MOLマリン&エンジニアリング」に決定。6月末を目途に商船三井の本社ビルに移転する。資本金は1億円で、代表は現MOLマリン代表取締役社長の稲岡俊一氏が務める。
両社はともに1988年に設立。MOLマリンは港湾施設に関するコンサルティングなど、MOLエンジニアリングは舶用機器の点検整備などを担ってきたが、合併により体制を整え、高度化する海上物流への要求に対応するという。また、合併後はLNG発電や風力発電などの海洋事業などにも、積極的に取り組みたいとしている。