環境・CSR商船三井は8日、安全に航行できる水深とそうでない水深の境界線を自動で表示できるよう、「AR航海情報表示システム」のアップグレードを行ったと発表した。
従来のシステムでは、手動で浅瀬を表示する設定が必要だったが、今回のアップグレードにより、常時自動で安全水深の境界情報が赤・黄・橙のいずれかの色で表示されるようになった。これにより、操船者が注意すべき箇所を一目で判別できるという。
同社はこのAR航海情報表示システムを、商船三井グループが運航する大型原油タンカー24隻に搭載しており、LNG船を含むほかのエネルギー輸送船隊やドライバルク船隊への搭載試験を進めているところ。今後さらに搭載船を拡大する方針。

(出所:商船三井)