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2004-18年度、国総研調べ

港湾整備による輸送コスト削減効果3000億円超

2021年3月16日 (火)

ロジスティクス国土技術政策総合研究所は16日、港湾整備事業の産業部門別輸送コスト削減額を分析する研究資料を公式サイト上で公開した。

研究資料は、港湾整備事業のストック効果を実感しやすくするために地域・他産業への経済波及効果を示す目的で、港湾整備事業の産業部門別輸送コスト削減額、輸出・輸入品、国内生産品価格低減率を算定したもの。

2004年度から18年度に新規採択された事業を対象に、事業評価カルテを基に事業種別の輸送コスト削減便益を集計し、この便益を港湾統計82品目別に整理した上で産業連関表の産業部門37部門に対応させた。

算定の結果、対象とした港湾整備事業の輸送コスト削減便益は合わせて年3000億円を超え、貨物の価格低減率は輸出品3.3%、輸入品4.3%、国内生産品は0.09%となった。

部門別の便益は輸送機械が最も大きく、貨物の価格低減率は農林漁業、パルプ・紙・木製品が大きかった。

■詳細
http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/tnn/tnn1128pdf/ks1128.pdf