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商船三井、液化CO2輸送参入へ船舶管理会社買収

2021年3月19日 (金)

環境・CSR商船三井は19日、液化CO2船を船舶管理しているラルビック・シッピング社(ノルウェー)に出資し、液化CO2海上輸送事業へ参画すると発表した。

分離・貯留したCO2を利用しようとする取り組み「CCUS」のなかで回収地と貯留地、回収地と有効利用地を効率的に結ぶ手段の一つとして重要な役割を担う液化CO2海上輸送にいち早く参画し、CCUSバリューチェーンの上流・下流へと事業拡大を目指す狙い。

CCUSはCO2を回収して貯留したり、有効に利用したりする技術として注目され、国際エネルギー機関(IEA)のレポートによると、「2070年までの累計CO2削減量の15%を担い、カーボンニュートラル達成時に年69億トンの削減貢献が期待されている」という。

ラルビック・シッピング社は30年以上、欧州で就航する産業向け液化CO2専用船を管理し、液化CO2の安全輸送と荷役ノウハウの実績を持つ。