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三井倉庫HD、20年度は売上・各利益が過去最高

2021年5月11日 (火)

財務・人事三井倉庫ホールディングスが11日に発表した2021年3月期の通期連結決算は、売上高が2535億5900万円(前年同期比5.2%増)、営業利益が176億6100万円(49.6%増)、最終利益が115億4900万円(80.6%増)の増収・大幅増益となった。売上高と各利益が過去最高を記録した。

巣ごもり消費による家電メーカー物流の増加、海上輸送からの切り替えの動きに伴う航空輸送の取扱増加、航空輸送の運賃高騰などを受け、増収・大幅増益となった。同社グループが注力する統合ソリューションサービス関連のソリューション物流も寄与したという。

主力の物流事業は、売上高が126億6200万円増の2446億4500万円、営業利益が58億7900万円増の149億8400万円。不動産事業は売上高が2億1200万円減の96億2100万円、営業利益が3100万円減の58億3300万円。賃料収入の減少が影響した。

今期は売上高2370億円(6.5%減)、営業利益132億円(25.3%減)、最終利益76億円(34.2%減)を予想。新型コロナウイルス感染症の影響が徐々に収束する一方で巣ごもり需要も減少し、併せて新拠点の稼働開始に伴う初期費用の発生なども見込むとしている。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/通期 [前年同期比]21/3/3Q [前年同期比]21/3/中間 [前年同期比]21/3/1Q [前年同期比]
売上高253,559 [5.2%]186,877 [1%]118,949 [-3.8%]56,517 [-7.3%]
営業利益17,661 [49.6%]13,494 [30%]8,072 [14.3%]3,207 [-4.6%]
最終利益11,549 [80.6%]7,925 [46.6%]5,040 [44%]2,035 [11.2%]
売上高営業利益率7.0%7.2%6.8%5.7%

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