ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

凸版印刷、ネットレックス社の資産管理・棚卸し支援ソフトウェアにツール提供

2010年9月16日 (木)

荷主凸版印刷は16日、自動認識システム向けの入出力機器制御ツール「オートIDライブラリ」が、ネットレックスが提供する、資産管理・棚卸し支援ソフトウェア「Convi.BASE(コンビベース)」に採用された、と発表した。コンビベースでは今月中旬から、ICタグを活用する資産管理オプションの提供を開始する。

 

オートIDライブラリは、ICタグやバーコードのリーダ・ライタや赤外線センサなどの入力機器、表示灯などの出力機器を、共通基盤でコントロールする機器制御ツール。同ツールを導入することで、機器間の開発仕様の違いを意識せずに、現在使用している機器に最新機種を追加して併用したり、自動認識機器をバーコードリーダから新しくICタグリーダ・ライタに替えたりといったことのほか、同じバーコードリーダーでもA社製からB社製へ機種変更するなどのことが容易に行うことができる。

 

オートIDライブラリを採用することで、コンビベースでは国内の主要なICタグリーダ・ライタなどの自動認識システム機器を利用した、資産管理や棚卸し支援が可能になる。これまで自動認識機器の追加に必要とされていた、大幅なシステム改修を行うことなく、低価格・短期間で自動認識システム機器の追加や切り替えができる。

 

コンビベースは資産管理・棚卸しを支援するソフトウェアで、主にバーコードラベルを用いて、企業の資産管理や棚卸し支援サービスを提供。貼り付けたバーコードを一つずつ読み取る作業負荷と時間が課題となっており、通信可能距離が長く、複数一括読み取りが可能なUHF帯ICタグを用いるソリューションが求められていた。しかし、コンビベースに自動認識機器の追加を行うには「多大なシステム改修コストが必要」なため、これまでは特定機種での提供にとどまっていた。

 

凸版印刷は今後、ネットレックス社と共同でICタグ対応機器のバリエーションを増やし、利便性の高いアプリケーションの開発を行う、としている。