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日本郵船、LNG燃料の自動車用船12隻を発注

2021年6月15日 (火)

▲LNG燃料自動車専用船「Sakura Leader」(出所:日本郵船)

環境・CSR日本郵船は15日、LNG(液化天然ガス)を主燃料とする自動車専用船を12隻導入すると発表した。新来島どっく(東京都千代田区)と日本シップヤード(同)の2社が、2025年度から28年度にかけて6隻ずつを完成する。6月上旬に2社との覚書を締結した。

12隻の導入は50年までに輸送単位当たりの二酸化炭素排出量を半減させる同社の環境経営目標の達成に向けたもの。LNG燃料の使用と船型改良により、排出する二酸化炭素の量は、従来の重油焚き船に比べて40%減少する見込みという。

同社のLNG燃料自動車専用船は、28年度には計20隻に増加する。なお、30年頃からは水素やアンモニアなど、さらに環境負荷の低い船舶用燃料を用いたゼロエミッション船の導入を目指す考え。

■LNG燃料自動車専用船12隻の共通仕様
全長:199.95メートル
型幅:38メートル
最大積載自動車台数:6800~7000台
船籍:未定