ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

サンケイビルが米国に物流施設、三菱商事と開発

2021年6月25日 (金)

▲インディアナポリスで開発予定の物流施設の外観完成予想図(出所:サンケイビル)

荷主サンケイビル(東京都千代田区)は25日、三菱商事の米国子会社のダイヤモンド・リアルティ・インベストメンツ(DRI)と共同で、米国インディアナポリス市マウントコンフォートでの物流施設開発事業を開始したと発表した。サンケイビルが米国で物流施設の開発に参画するのは初めて。

米国のデベロッパーが計画する2棟のマルチテナント型物流施設の開発事業に、DRIと米国の物流デベロッパーのCTリアルティとの3社による共同事業体を通じて投資した。近年のEC市場の拡大で、今後も物流施設需要が見込めると判断したことから参画に至ったという。出資額などについては明らかにしていない。

同施設の敷地面積は37万6358平方メートルで、延床面積は第1棟が7万4786平方メートル、第2棟が2万3225平方メートル。ともに鉄骨造の地上1階建てで、すでに着工しており、完成は来年5月を見込む。

インディアナポリスは4本の州間高速道路が集まり、「アメリカの十字路」と呼ばれる同国の物流の重要ポイント。同施設は州間高速道路70号のインターチェンジから2.5キロの好立地にあり、22年5月に完成する。

サンケイビルは、4月に物流施設開発のための新ブランド「SANKEILOGI」(サンケイロジ)を立ち上げたばかり。これまでには初の単独開発施設となる「SANKEILOGI柏の葉」(千葉県柏市)など、4件の開発計画を公表している。同社は今回の投資を通じて、海外での不動産開発事業のノウハウを蓄積したい考え。

サンケイビル、新ブランドで物流施設単独開発