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大和物流、埼玉で「岩槻物流センター」開発へ

2021年6月30日 (水)

拠点・施設

大和ハウスグループの大和物流(大阪市西区)は6月30日、さいたま市で新たな物流施設「岩槻物流センター」(仮称)の開発に着手したと発表した。ECの拡大を受けた小口配送や即日配送の需要増などに応えられる、消費地近郊型施設として位置付ける。8月17日に着工し、来年10月末の完成を見込む。

敷地面積は1万591平方メートル、延床面積は2万1131平方メートル。都心までは35キロで、国道16号へのアクセスに優れるほか、東北自動車道の岩槻インターチェンジからも6.8キロと近いことから、首都圏全域への輸配送に適しているという。完成後は、関東エリアを商圏とする流通業者や小売業者などの利用を見込む。

同施設では、カゴ台車やハンガーラックなどの荷役に適した高床式バースを採用。開口スペースは22台の大型トラックが同時に接車可能で、トラックバース面に設置した貨物用エレベーターを使用することで、貨物を直接上階へ搬送することができる。高頻度かつ迅速な荷捌きを要するTC(通過型センター)としての運用にも適しており、細かな流通加工が必要な日用品や衣料品などの貨物に対応できるとしている。

■「岩槻物流センター」(仮称)の概要
所在地:埼玉県さいたま市岩槻区古ケ場2丁目6-1ほか
敷地面積:1万590.61平方メートル(3203.66坪)
延床面積:2万1130.64平方メートル(6392.02坪)
構造・規模:鉄骨造・地上5階建て(2階は事務所のみ)・高床式
床荷重:1階・2トン/平方メートル、3~5階・1.5トン/平方メートル
梁下有効高:1階・6.5メートル、3~5階・5.5メートル
搬送設備:貨物用エレベーター2基、垂直搬送機2基
アクセス:東北自動車道「岩槻インターチェンジ」から6.8キロ、JR東北本線「蓮田駅」から4.4キロ、東武野田線「東岩槻駅」から2.4キロ
着工:21年8月17日
完成:22年10月末