国際海運・物流大手のCMA CGM(フランス)は11日、ケニア政府と輸送・物流インフラ開発に関する戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表した。調印はフランスのエマニュエル・マクロン大統領と、ケニアのウィリアム・ルト大統領立ち会いのもと行われた。東アフリカ・中部アフリカ向け物流の玄関口として、ケニアの港湾・内陸物流機能強化を進める。
同社は2005年からケニアで事業を展開しており、モンバサ港やラム港を通じた国際輸送や、東アフリカ内陸部向け物流回廊の整備に関与してきた。今回の提携では、港湾能力や物流インフラの拡張に向けた共同投資を検討し、海上輸送、内陸物流、貨物管理機能の強化を図る。アフリカ東部・中部のサプライチェーン需要拡大への対応を狙う。

(出所:CMA CGM)
CMA CGMはアフリカ戦略を強化しており、4月にはコートジボワール・アビジャンにアフリカ地域統括拠点を開設した。現在、同社はアフリカで9つのコンテナターミナル運営・開発に関与している。
物流網整備では、カメルーン・クリビ港のコンテナターミナル拡張や、ナイジェリア・レッキ深海港での設備投資を推進。レッキ港では、電動バージ輸送による低炭素物流構想も進める。コンゴ共和国・ポワントノワールでは深水港開発、モロッコではナドール西地中海ターミナル整備、エジプトでも紅海・地中海側双方で港湾投資を拡大している。
また、グループ傘下のシーバ・ロジスティクス(フランス)を通じ、海運・鉄道・トラック輸送を組み合わせた複合一貫輸送網の整備も進める。港湾から内陸市場への接続強化により、輸送時間短縮や物流安定化を図る構えだ。
同時に、CMA CGM財団はケニアでの社会支援策も発表。モンバサではコンテナを活用した職業訓練・起業支援施設を拡張し、ナイロビ大学では競技場改修を支援する。アフリカでは医薬品保冷輸送用コンテナ「PharmaBoxes」など、人道支援物流も展開している。
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