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霞ヶ関キャピタル3Q累計、特損計上で赤字幅拡大

2021年7月2日 (金)

財務・人事霞ヶ関キャピタルが2日発表した、2021年8月期第3四半期累計の連結決算は、営業損益が6億100万円の赤字(前年同期は2億700万円の赤字)、経常損益が7億1800万円の赤字(同2億9800万円の赤字)、親会社株主に帰属する四半期純損益は2億4200万円の赤字(同2億800万円の赤字)と、赤字幅が広がった。売上高は69億5600万円(前年同期比38.3%増)と増収を確保した。

ことし2月13日に福島県沖で発生した地震による、宮城県大河原町の「ショッピングセンターフォルテ」の被災を受けて、原状回復に要した費用3600万円を「災害による損失」、今後発生する見込み費用2億5200万円を「災害損失引当金繰入額」としてそれぞれ第3四半期に特別損失で計上したことが影響した。主力の不動産コンサルティング事業は、ホテルや商業施設で新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を受けているものの、物流施設では、ECビジネスの拡大などで動きが活発な物件も出てきている。

2021年8月期の通期業績予想は、売上高125億円、営業利益12億5000万円、経常利益11億円、親会社に帰属する当期純利益7億7000万円で、黒字で着地する見通しを据え置いた。