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ドクタートラスト調べ

運輸・郵便業が最多、業種別健康リスク

2021年7月27日 (火)

調査・データ産業医サービスを全国展開するドクタートラスト(東京都渋谷区)は27日、2020年度にストレスチェックの実施を受託した685の企業・団体におけるデータをもとに、業種別の健康リスクランキングを発表した。その結果、総合的に最も健康リスクが高かった業種は「運輸業・郵便業」と「医療・福祉」の2つだった。調査は2020年4月から21年3月にかけて実施し、有効受検者数は24万275人だった。

なお「運輸業・郵便業」は総合ランキングに加えて、仕事のしやすさに関する「仕事のコントロール」、周囲とのコミュニケーションの質に関する「上司とのコミュニケーション」「同僚とのコミュニケーション」においても、最も健康リスクが高かった。「医療・福祉」と比べて、特にコミュニケーション面でのストレスが大きな負担になっているという。

なお、ストレスチェックは従業員の精神の不調の予防や、その気付きを促すこと、ストレスが高い人の状況把握やケアを通して職場の環境改善に取り組むことを目的として、2015年12月以降、従業員数50人以上の事業場で年1回の実施が義務付けられている。