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プラスオートメーション、ZOZOにロボ280台

2021年8月19日 (木)

大規模2段式ソーティングロボットシステム(出所:プラスオートメーション)

拠点・施設プラスオートメーション(東京都港区)は19日、ZOZO(ゾゾ)の大規模物流拠点の「ZOZOBASE(ゾゾベース)習志野1」への、大規模2段式ソーティングロボットシステム2ユニットの導入を完了したと発表した。1ユニットあたりのロボット台数は140台で、合計で280台分に相当する。

当初は50台から導入を開始したが、現場で効率的な仕分けオペレーションや大量のデータ処理などの課題抽出と改善を繰り返しながら導入台数を増やし、最終的には世界最大級のロボットシステムを構築したという。本稼働までの期間はわずか3カ月だった。

庫内実行システム「+Hub」(出所:プラスオートメーション)

2ユニットの使用面積は400平方メートルで、一つの防火区画内に収まるサイズ。ロボット走行ステージを2段化することで、限られた防火区画内のスペースを有効活用し、単位面積あたりの処理能力数を大幅に向上させた。

システムの運用にあたっては、プラスオートメーション独自の庫内実行システム「+Hub」(プラスハブ)を提供し、より直感的にロボットを操作できるようにする。+Hubは、作業進捗の確認や実績の可視化なども可能でオペレーションの改善にも資する。

プラスオートメーションは、三井物産と日本GLPが出資し、2019年6月に設立。2020年9月には豊田自動織機への第三者割当増資も実施し、物流施設などへののロボット導入台数は、累計で1000台を超える。