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大和物流、東大阪で過去最大規模の物流施設を着工

2021年8月20日 (金)

拠点・施設大和ハウスグループの大和物流(大阪市西区)は20日、物流施設「東大阪宝町物流センター」(仮称、大阪府東大阪市)の建築工事に着手したと発表した。大和物流の開発物件では延床面積ベースで過去最大の規模となる。交通の要衝である大阪府内陸部での今回の大規模物件開発は、物流施設の需給がひっ迫する関西圏における物流関係者の注目を集めそうだ。

アクセスマップ(出所:大和物流)

建設地は、大阪外環状線(国道170号)や阪神高速道路「水走出入口」に近く、大阪市中心部をはじめとする関西圏各地への利便性が高い。関西国際空港や阪神港にも高速道路で結ばれており、広域交通へのアクセスに優位性がある。近隣には、東大阪の工場群も多く立地し、大阪府内区陸部の工業団地との連携も取りやすい立地だ。また住宅地も近いことから、従業員確保もしやすい。

構造面では、低床式ホームを採用して建材や機械などの重量物の取扱いにも対応可能な床荷重を確保する。開口スペースには20台の大型トラックが同時に接車できるほか、計6基の搬送設備を活用することでスムーズな貨物の搬送を可能とする。延床面積の広さを生かして、物流拠点の集約や流通加工を伴う作業場の確保など、物流戦略に基づく効率的なオペレーションを実現できるのが強みだ。

▲(仮称)東大阪宝町物流センター(完成予想図・出所:大和物流)

■「東大阪宝町物流センター」(仮称)の概要
所在地:大阪府東大阪市宝町1529-4ほか
敷地面積:1万9688.18平方メートル
延床面積:2万7929.77平方メートル
構造:鉄骨造、地上3階建て
交通:阪神高速道路13号東大阪線「水走出入口」1キロメートル、近鉄けいはんな線「新石切駅」750メートル
着工:2021年8月18日
竣工:2022年9月28日(予定)
稼働:2022年9月29日(予定)