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三井E&S、遠隔操作RTG開発で業務効率化へ

2021年9月1日 (水)

出所:三井E&Sマシナリー

サービス・商品三井E&Sマシナリー(東京都中央区)は8月31日、遠隔操作タイヤ式門型クレーン(RTG)を開発したと発表した。コンテナターミナルにおける作業者の作業環境改善や安全性・生産性向上を図る。港湾業務の質的改善に向けた先進機器の開発が進んできた。

港湾業務をめぐっては、少子高齢化による労働力不足や作業者の安全性確保、業務効率化が課題となっており、その解決策として遠隔操作によるタイヤ式門型クレーンの開発に注目が集まっている。国土交通省も2019年に「遠隔操作RTG(タイヤ式門型クレーン)の導入促進に係る支援制度」を創設するなど、導入を支援している。

三井E&Sマシナリーの開発した遠隔操作タイヤ式門型クレーンについて、鈴与(静岡市清水区)が導入に向けた検討を進めている。22年2月に清水港新興津コンテナターミナルでの総合試験運転を開始する予定で、25年までに清水港新興津地区のコンテナターミナルで運用する全てのタイヤ式門型クレーンを遠隔操作タイプとする計画だ。