ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ESR、ファンドマネジメント堅調で上期増収増益

2021年9月1日 (水)

財務・人事アジア太平洋地域に特化した物流不動産開発のESRが発表した2021年12月期上半期(1月から6月)決算は、収益が前年同期比3.4%増の2億440万米ドル(225億円)、調整後EBITDAは同42.3%増の2億1480万米ドル(237億円)、PATMI(税引後当期純利益から少数株主持分を控除した後の利益)は同60.9%増の2億1390万米ドル(236億円)で増収増益だった。

新型コロナウイルス感染症の拡大による経済停滞からの回復が顕著であることに加えて、アジア太平洋地域における経済発展で物流施設の開発案件も増加傾向にあることから、ファンドマネジメントを中心とした事業全体で堅調に推移した。運用資産残高は前年同期比36.9%増の363億米ドル(4兆円)に達した。

開発中のプロジェクトは過去最高の55億米ドル(6100億円)となり、新規賃貸面積は全事業で160万平方メートルを超えた。新規投資ファンドやファンド増資を通して25億米ドル(2800億円)の資金を調達。今後の案件開発を推進する原資とする。