フード北関東で食品物流を展開する茨城乳配(茨城県水戸市)は9日、同社としては8拠点目となる新物流センター「千葉北チルドセンター」を千葉市稲毛区に開設する。荷主である大手食品メーカーの工場再編に伴い、首都圏の物流を再構築する必要があった。
新拠点を設けることで、同社は輸配送効率の最適化と円滑な需給体制の確保を図るとともに、2024年4月に施行となる時間外労働の上限規制960時間の適用に向けた「コンプライアンス重視の配送体制の構築」を狙う。
具体的には在庫商品と当日生産商品を組み合わせながら、湾岸エリアの量販店センター向けに、輸配送スピードの向上と物流コストの適正化、出荷精度の向上を目指す。さらに、非効率になりがちな房総半島エリアへの出荷拠点機能を併設し、利便性の高い輸配送サービスの提供と生産性の向上につなげる。
新センターはチルドの0-5度帯に対応する大手食品メーカー専用量販店向けDC(ディストリビューションセンター)で、床面積は400坪。