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無人飛行機市場、26年には6.4兆円規模に拡大へ

2021年9月17日 (金)

調査・データグローバルインフォメーション(川崎市麻生区)は16日、近い将来に物流輸送を担う可能性がある無人航空機の世界市場について、2021年から年16.4%拡大し26年には584億米ドル(6兆4000億円)に達するとの予測を明らかにした。

無人航空機は、物流業界をはじめとする各種産業分野などへの導入拡大が期待される遠隔操縦の航空車両で、ドローンが代表的な存在だ。国境監視などの軍事関連や地図作成、気象状況の把握などにも使用されている。

物流業界では、宅配サービスへの活用に向けて世界の宅配大手企業やITスタートアップなど幅広い領域の事業者が本格導入に向けた取り組みを推進する。国内では、中山間地域における商品配送への活用が期待されている。

無人航空機は、AI(人工知能)や感知・回避システム、クラウドコンピューティングなどの新技術を組み込むことで、その需要はさらに増加すると予想されている。離陸やナビゲーション、データ取得・分析などについて、人手を介さない活動を支援する技術として注目を集める。2021年から2026年までの市場は、北米が最大シェアを占めると予測されている。