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医療機器・材料の共同配送実験で業務効率化を確認

2021年9月24日 (金)

サービス・商品ブロックチェーンのコアテクノロジー開発のchaintope(チェーントープ、福岡県飯塚市)は24日、医療機器商社のムトウ(札幌市北区)のムトウ東京SPDセンターにおいて、医療機器・材料の共同配送による業務の効率化を目的とするトレーサビリティを実現するための実証実験を実施したと発表した。

(出所:chaintope)

医療関連の機器や材料業界における物流は「メーカー」「ディーラー」「病院」で構成され、各プレイヤー間の物流はそれぞれ独自に行われており、効率化が課題となっていた。今回の実証実験は、物流拠点における共同配送の実現に向けたITシステムによる業務効率化を図ることで、安定供給に寄与する狙いだ。

ムトウの物流施設で、メーカーから入庫した医療材料のピックアップから卸業者への受け渡しまでの過程をブロックチェーン技術を用いたトレーサビリティサービスで検証。検証の結果、各工程のトレーサビリティを正確に記録できることを確認した。各工程におけるリードタイムを計測することで、物流工程における業務改善に応用できることも分かった。

本実証実験で使用したトレーサビリティサービスは、ブロックチェーン技術基盤としてチェーントープの独自パブリックブロックチェーンを活用。スマートフォンから対象となる商品へ貼付された2次元バーコードをスキャンすることでトレーサビリティを実現できる機能を持つ。