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日本郵船の座礁船、3日間の油水回収量1万立米に

2021年8月18日 (水)

大型浚渫兼油回収船「白山」(出所:国土交通省)

事件・事故国土交通省東北地方整備局などは、11日に日本郵船がチャーターしていた運搬船「クリムゾン・ポラリス」が青森県の八戸港沖で座礁し、油などが流出している件について、大型浚渫兼油回収船「白山」が14日から16日までの3日間に回収した油水が、合計で9750立方メートルに上ることを明らかにした。17日分は追って発表する見通しで、正確な流出油の回収量は油水の分離作業後に判明する。

クリムゾン・ポラリスは11日午前7時35分ごろ、八戸港の防波堤外側で停泊中に強風にあおられて座礁。12日未明には船体が2つに分断し、油の流出が確認された。油は船体後方の第3燃料タンクからのもので、このタンクに入っていた油282トンが少しずつ流出しているとみられる。

北陸地方整備局所属の「白山」は、第二管区海上保安本部から東北地方整備局への出動要請を受けて、12日に新潟港を緊急出動。13日に八戸港に到着し、14日に流出油の回収作業を開始している。