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日本郵船の木材チップ船が八戸沖で座礁、油流出

2021年8月12日 (木)

事件・事故日本郵船は11日、木材チップの運搬船が青森県の八戸港の沖合で座礁したと発表した。日本郵船は12日未明に、船体の分断と油の流出を確認。流れ出た油の量については現在確認中という。中国人とフィリピン人の乗組員計21人にけがなどはなく、全員が船から退避して無事が確認された。積荷の木材チップも一部が流出しており、周辺海域への影響を調べている。

座礁した運搬船は、パナマ船籍の「クリムゾン・ポラリス」で、美須賀海運(東京都千代田区)が管理。日本郵船がチャーターし、木材チップをタイから八戸に運んでいた。日本郵船などによると、11日午前7時35分ごろに八戸港の防波堤外側で停泊中に強風にあおられて座礁した。

日本郵船は、事故対策本部を設置し、現地に人員を派遣して海上保安庁などと連携しながら対応に当たっている。

■「クリムゾン・ポラリス」の概要
全長:199.9メートル
全幅:32.2メートル
総トン数:3万9910トン
完成年:2008年