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沖縄物流、豊見城で定温物流拠点を年明けに稼働へ

2021年10月1日 (金)

ロジスティクス本土と沖縄の海陸一貫輸送を展開する沖縄物流(福岡市東区)は、2022年1月、沖縄県豊見城市で定温物流センター「XDC Divison Ⅲ(ディビジョンスリー)」を2022年1月に稼働させると発表した。医薬品の適正流通基準を示した厚生労働省の「日本版GDP(医薬品適正流通)ガイドライン」に準拠した施設で、今後ますます厳格化する医薬品の物流ニーズに対応していく。

(出所:沖縄物流)

XDCディビジョンスリーは、スズケン沖縄薬品(沖縄県南風原町)と共同で、改正物流総合効率化法の対象物件として認定を受けた。保管施設は、定温の医薬品向けとなる延床面積1500平方メートルのGDP保管エリアと、3900平方メートルの常温の日用雑貨エリアで構成する。GDPエリアには保冷庫や定温庫のほかに特別保管庫を設置し、向精神薬など特別な条件が必要とされる医薬品の保管にも対応する。

全区画に屋内プラットホームを設けて沖縄特有の台風など悪天候時を考慮して、効率よく作業を行える「全天候型」機能も整備。それぞれの倉庫前室内に、大型車が接車できるプラットホーム付き定温荷下ろしスペースを整えた。

沖縄物流は、将来のGDP運用ルールの義務化を見据えて、最新のセンターで医薬品の管理を徹底するとともに、医薬品や生活物資の輸送品質を高めていく。