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寺岡精工、秤ベースの物流DX製品披露/国際物流展

2021年10月13日 (水)

▲秤ベースの開発技術を披露した寺岡精工の出展ブース

話題計量器メーカーの寺岡精工は13日、「国際物流総合展2021 第2回 INNOVATION EXPO」の出展ブースで、物流業務の効率化を推進する独自開発の製品・システムを紹介した。

1934年の創業以来培ってきた「秤」(はかり)の開発をベースに、寺岡精工が注力するロジスティクスソリューション事業の強みを示す絶好の機会。消費スタイルの多様化や新型コロナウイルス感染拡大で急増するEC(電子商取引)商品への対応を意識したブース構成に注力し、自動採寸計量器や自動仕分け機、マルチピッキングカートなどの最新開発製品を一堂に集めた。

▲寺岡精工ブースでひときわ注目を集めた、自動採寸計量器「マイクロSMART QBING」と自動仕分け機「コンパクトソーター」

開幕直後から多くの来場者が集まった寺岡精工ブース。ひときわ目を引いたのが、自動採寸計量器「マイクロSMART QBING(スマートキュービング)」と自動仕分け機「コンパクトソーター」を組み合わせたデモンストレーションだ。ポスト投函が可能な小型の荷物を取り扱いやすいように、機器をコンパクトにして現場業務の効率向上やスペースの有効活用を図れるように工夫した。それが「マイクロ」の所以だ。

スマートキュービングは、自動で荷物の採寸と計量を行う製品として、2014年に開発をスタート。コンベア上の荷物がゲートを通過する際にバーコード判読と計量、サイズ計測を自動化し、データとして即時にフィードバックされる。人手不足に悩む宅配会社や物流会社からの問い合わせが相次ぐヒット商品となった。今回、マイクロ版の市場展開により、さらに導入顧客層を広げていく計画だ。

他には、入出庫在庫管理システム「IT-MatexIII」とカウンティングスケール「DC-350III」を組み合わせた倉庫業務トータルサポートシステムを披露。製品在庫の数量を的確に把握できるなどのメリットがある。ピッキング関連製品として最大で8オーダーを同時にピックアップできる「8マルチピッキングカート」、さらに荷物の側面にラベルを自動貼付できる「オートラベラー横貼りタイプ」を紹介した。

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